かなり昔のことになりますが、あるとき新幹線に乗っていて、いつもなら見えるはずの富士山が工場から出る煙によって見えなかったことがありました。他の方から見ればなんでもないシーンだったのでしょうが、そのとき私は無性に悲しくなり、この煙を消せたらどんなにいいかと思ったんです。その想いが、ケスマック開発のきっかけになりました。
そしてケスマックの開発から早20年以上、現在は「全国の工場の煙突から排出される白煙・黒煙を消す」というのが目標になっています。いまだ道半ばですが、ケスマックを使って「よかった」「助かった」と言ってくださるお客様が増えているので、少しずつ目標に近づいているという実感はあります。
もっとも苦労したのは、24時間365日考え通したことでしょうか。いろいろな方に意見を仰ぎ、テクノロジーに関する情報収集を行い、そして四六時中あれこれ思いをめぐらせることによってたどり着いた答えが「ケスマック」でした。従来の構造と同じ発想では、なかなか新しいものにたどりつくことができませんよね。その意味で、「産みの苦しみ」は避けられないものだったと思います。
ケスマック開発に際して特にこだわった点は、自力で吸引できることとコストを抑えること。その2点をふまえたのが、「ジェット水流による集塵」という方法です。高圧の水流を噴射することで気圧差によって強力な吸引力が生じるため、機外の粉塵を吸引装置なしで吸引口から取り入れることが可能になりました。動力が不要なので光熱費がカットできます。さらに、水流を使うことでメンテナンスの手間も軽減。当時一般的だった燃焼式の集塵機よりも、ランニングコストが安くなりました。
当社へのお問い合わせでもっとも多いのが、「クレーム処理のために悪臭対策がしたい」「トラブルになりそうだから粉塵をなんとかしたい」というご要望。つまり、何か問題が起こってから慌ててご相談をいただくというケースが多いのです。
これから“いい集塵機”を探そうという方、あるいは現状の集塵設備にもの足りなさを感じている方は、「メンテナンスのしやすさ」にも目を向けていただくといいかもしれません。バグフィルターに目詰まりがあったりスクラバー内に汚泥が溜まってしまったりすると、集塵機能が大幅に低下してしまいます。集塵機が集塵しなくなってしまっては、導入した意味がありませんよね。その点、ケスマックならほとんどメンテナンスフリーなので、高い粉塵防止能力を長期的に発揮してくれます。工場内で働くスタッフの方もきっと喜んでくれるはずです。
有限会社 リッケン
代表取締役 村田英治
食品製造機械の悪臭も当社にお任せください
有限会社リッケンは「全国の工場の煙を消す」をモットーに、オリジナル開発の集塵機ケスマックの製造販売を行っております。粉塵だけでなく臭気や油煙も1台で集められ、コスト面でも貢献できます。食品製造機械からはニンニクや玉ねぎ等、臭いの強い食材からの悪臭や、不快な油臭などが発生しやすくなります。その臭いは工場内だけでなく、換気口や煙突等を通じて周囲にも漏れます。こうした臭いや油煙もケスマックなら、1台で吸引しクリアな空気を実現します。
ケスマックは食品製造機械から発生する悪臭等をクリアにするとともに、排出される熱エネルギーの二次利用もでき、メンテナンスも不要でランニングコストの軽減が可能です。ぜひ有限会社リッケン自慢のケスマックをご検討ください。